イベントレポート
「ワンダーサマースクール2018」東京会場レポート【1日目/前編】
手あそびや歌、体操、ダンス、講演など、いつもの保育に役立つ内容が盛りだくさんの、「ワンダーサマースクール」。29回目の今年は、東京・大阪・仙台など全国6都市での開催となりました。7月26日(木)・27日(金)の東京会場の様子をレポートします。
開始直後から会場は大盛り上がり
開催1日目の7月26日(木)、会場の杉並公会堂大ホールには先生方が続々と集まってきます。同じ園からグループで参加した先生や、元気いっぱいの男性の先生、ベテランの先生など、広いホールがほぼ満席という盛況ぶり。「楽しみだね」という声もあちこちから聞こえます。ロビーには書籍やCDなどの販売コーナーが設けられ、開場直後から人だかりができていました。
この日のトップバッターは「ケロポンズのケロポンハッピータイム♪」。おなじみ『エビカニクス』の軽快なリズムにのってケロポンズのふたりが登場すると、会場からは大きな拍手がわき起こります。「みんなでおどろう!」の声で先生方も一斉に立ち上がり、ノリノリでダンススタート♪ あっという間に、会場全体に一体感が生まれます。
テンポ良く続く歌に合わせて、気づけば先生方もみんなあそびに夢中。アップテンポの曲では「イエーイ!」と掛け声をあげたりタオルを振ったり、まるでロックコンサートのような盛り上がりです。ヒントからお題を当てる『ヒントでピント』では、数人の先生がステージに飛び入り参加。絶妙なヒントで会場を大いに沸かせていました。
「あそびを楽しむ中で、自然と子どもたちの“生きる力”育むことができたら」と、ケロポンズさん。歌やダンス、パネルシアターなど、楽しさと笑いがいっぱいの「ハッピータイム」でした。
運動会にも普段の保育にも役立つ充実の内容
昼休憩を挟み、続いてのプログラムは、「清水玲子のカラフル運動会!」。十文字学園女子大学教授の清水玲子先生とリズム・キッズ・プロジェクトの皆さんによる、さまざまな曲に合わせた運動会ダンスです。
和の音楽やサンバのリズムなど、多彩な曲目はまさに「カラフル」! 同じ曲で、運動会ダンスと普段のあそびの2パターンを紹介してくれるので、幅広いシーンで活用できそうです。先生方もすぐに振付をマスターし、会場はまたしても大盛り上がり。
実はこの日、先生方には「ポンポンがあれば持ってきてください」という事前アナウンスがありました。運動会での演技のほか卒園式にもピッタリの『桜の歌』で、そのポンポンが登場。赤、青、黄色……会場いっぱいに、カラフルなポンポンの花が咲きます。
さらにスペシャルゲストとして、「カラフル運動会」の中でも歌ってくださっている童謡歌手の井上かおりさんによる、ミニコンサートが。
清水先生の伴奏でしっとりと、ときに朗らかに歌い上げます。思いがけない素敵な歌のプレゼントに、先生方もうっとりと聴き入っている様子でした。
そして1日目の最後には、中川ひろたかさんとロケットくれよんのふたりが登場。会場の熱気はますますアップしていきます。(後編へつづく)
▼講演後のサイン会のようす
ひとり一人のお名前を伺って、ケロちゃんがサインしています。待っている間もわくわく。
あふれる笑顔が素敵なポンちゃんと握手。
清水先生、サイン中です。真剣なまなざしで書いてくださっています。
サイン会を終えて記念撮影。みなさん、またお会いしましょう!
写真・原 恵美子/文・加藤朋実
ワンダーサマースクールとは
世界文化社の主催するワンダーサマースクールは、保育者に寄り添い、日々の保育を応援する「PriPri」「PriPriブックス」「PriPriキット」で人気の講師陣が誌面ではお伝えしきれない内容までお伝えする講習会です。明日からの保育に役立つ実技講習・基調講演を取り揃えています。ワンダーサマースクールは(公財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構監修『研修ハンドブック』の押印対象講習会です。