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支援のアイデア

どんなことしてるの? 親の会①

障害のある子の保護者たちが集まり、子育ての悩みを相談しあえる親の会。孤立しがちな親たちを支える保護者支援の役割をも果たします。地域で50年以上活動している東京都調布市の親の会を取材しました。
Q どのような活動をしていますか?
A 学習会などで見聞を広げ、世代の違う保護者同士が交流しています。
子どもの障害や程度に関わらず、お互いを理解し「自分らしい人生を送ることができるバリアフリーな街」を願い、さまざまな活動を続けています。定期的な懇談会や専門家を招いての学習会、施設見学会なども行います。会への参加義務はなく、興味のある人が自由に参加できます。育児や仕事が忙しくて疎遠になっても、戻ってくる人もいます。
このような活動の中で生まれる保護者同士の交流こそが親の会のよさです。上の世代の話を聞くと、見通しが立ち、また同年代の子を持つ親同士では気軽に悩みを打ち明けられるため、ここではたくさんの「共感」を得られます。長年親の会に携わってきた者として申し上げたいのは、わが子の障害を「認める」ことと「受け入れる」ことは違うということ。療育に通っていても受け入れているとは限りません。受け入れられない自分をあけすけに話せる仲間がいることも心の支えになり、これもまた活動の意義と考えています。
教えてくれた人/NPO法人 調布心身障害児・者親の会 会長 進藤美左
取材協力/NPO法人 調布心身障害児・者親の会
イラスト/山村真代
取材・文/江頭恵子
構成/tobiraco編集室
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PriPriパレット 2021冬号

PriPriパレット 2021冬号

67ページに掲載

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