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支援のアイデア

学習障害を知ろう②

読み、書き、計算など特定の領域で学習の苦手が見られる学習障害。子どもが就学して困難を感じる前に、園でできることを考えます。

就学を意識する頃から文字や数に親しむ環境づくりを考えます。

保育所保育指針や幼稚園教育要領に示された、幼児期の終わりまでに育ってほしい「10の姿」には、「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」の項目があります。就学時健康診断で、自分の名前の読み書きが求められることもあるようです。そこで園では、就学を意識する頃から自分の名前や誕生表、お手紙ごっこ、買い物ごっこなどで文字や数字を意識する機会をつくります。文字や数字に対する反応がほかの子どもと大きく違う場合、誕生表などの文字をはっきり書いて見せる、絵本は文字を指さししながら読み聞かせるといった工夫をしてみましょう。

園でできる工夫
園では文字の読み書きを指導しないのが前提ですが、文字に親しむ環境をつくる必要はあります。
楽しく文字を読めるゲームをする
メモに書かれた場所に行くと、新たなメモに次の場所が書かれており、それをくり返して宝にたどりつく宝探し。文字の苦手に気づくきっかけになります。
道具を工夫する
書くときにスムーズに力を入れられるよう、下敷きを使ったり、握りやすい筆記用具を選びます。
絵と文字の結びつきを意識した読み聞かせをする

絵本を読んで「さっきのお花は何色だった?」などと聞き、子どもが答えたら文字で書けるか促します。
教えてくれた人/帆足暁子
イラスト/川合翔子
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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PriPriパレット 2023年8・9月号

PriPriパレット 2023年8・9月号

63ページに掲載

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