ストレスの正体って?
支援が必要な子に関わる保育者は、子どもに寄り添いたいという気持ちの一方で、対応の難しさから疲れてしまうこともあるでしょう。そんな時は抱え込まずに、自分の心と体の健康に目を向けましょう。 | |
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ストレスは捉え方次第でプラスに転換できる 左で示したボールの例のように、ストレスとは、外部から刺激を受けた時に生じるもので、それにより心や体が反応します。また、ストレスへの適応力や抵抗力をストレス耐性といいます。 ストレス耐性を高めるポイントは、ストレスを「意義のあるもの」などと肯定的に捉え、プラスに転換すること。ストレスをプラスに受け止められると、自律神経やホルモン分泌が安定して、心や体が整うのです。 |
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ボールで表す ストレスの正体 |
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[ ストレス要因 ] 外部からの刺激(ストレッサー) ストレッサーには、天候・騒音など「環境的要因」、病気・過労など「身体的要因」、不安・悩みなど「心理的要因」、人間関係・仕事など「社会的要因」などがあります。 |
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[ ストレス反応 ] 心や体に生じる変化 不眠・頭痛・食欲不振などの身体面、不安・イライラ・気持ちの落ち込みなどの心理面、遅刻・過食・無口になるなどの行動面に現れます。 |
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[ ストレス耐性 ] ストレスに耐える力 耐性は、ストレスを感知する力や回避する力、受け止められる容量、経験値、処理する力、マイナス思考をプラス思考に転換する力などに左右されます。 |
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教えてくれた人/帆足暁子 イラスト/松尾穂波 取材・文/仲尾匡代 |