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支援のアイデア

“感覚おもちゃ”が必要なワケ

「きらきらする」「ひんやりする」など、子どもの感覚欲求を満たす「感覚おもちゃ」。
魅力ある感覚おもちゃは、子どもの育ちにどんなメリットを与えるのでしょう?
感覚おもちゃが必要なワケ
おもちゃは感覚欲求と好奇心を満たす
どんなおもちゃが好きかを把握して
大好きなおもちゃでひとりあそびが充実すると、不適切な行動が起こりにくくなります。園では友だちとのかかわりを重視しがちですが、ひとりであそび込めることも大切にしましょう。
子どもが安心して楽しく過ごすために、用意したいおもちゃのポイントは2つ。ひとつは、直感的に「触ってみたい!」と感じて、触ると心地よい刺激を得られるもの。もうひとつは、色や形、音や動きを楽しめたり、子どもの興味に合わせたおもちゃです。
そのうえで、子どもの支援において大事なのは、その子がどんなおもちゃが好きなのかを把握すること。たとえば、「パズルや色分けあそびよりもウォーターバッグを好んでいるから、ひんやりした感触が落ち着くのかも」など。子どもの好みを知り、その子が感覚的に落ち着けたり、好奇心が満たされあそび込めたりするおもちゃを用意しましょう。
\ POINT1 /
感覚欲求が満たされ、情動が安定する
振るとキラキラ光る、動く、音が鳴る、触ると心地よい感触があるなど、おもちゃの操作で適切な刺激が得られます。感覚欲求が満たされてリラックスし、不安やストレスから解放されます。気持ちが穏やかになって、情動が安定します。
\ POINT2 /
知的好奇心が満たされ、じっくり取り組める
「これってなんだろう」「どうして動くのかな」などという好奇心が生まれ、楽しく試行錯誤する中で、世界を知り、広げていきます。また、引っ張ったり、探したり、押したり、たたいたりなど、さまざまな操作性があるおもちゃは、子どもがじっくり取り組めます。
教えてくれた人/チャイルドフッド・ラボ代表理事 藤原里美
元東京都立小児総合医療センター主任技術員。臨床発達心理士、発達支援専門士、保育士。
イラスト/加賀谷奏子
取材・文/こんぺいとプラネット
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PriPriパレット 2024年4・5月号

PriPriパレット 2024年4・5月号

16ページに掲載

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