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着替え動作の苦手とは?①

食事をする、着替えるなど、日常的に必要となる「生活動作」。そういった動作に必要な体の使い方が、自然と身につくあそびをテーマごとにご紹介します。
こんな姿は見られませんか?
着脱に時間がかかる
スムーズに上衣を着たり脱いだりできますか?
どこに動作の苦手があるのかを見極める
乳幼児期の子どもの発達の差は大きいものですが、発達に特性があることで、生活動作が特に苦手な場合があります。
「着替え」は日常生活に欠かせない生活動作です。着替えには、両手で服を握ったり、ボタンをつまんだりする動作が必要になります。服の前後を確認したり、ボタンに触れたりと、視覚・触覚といったさまざまな感覚も複合的に関わってきます。また、指でつまむ力や腕の保持など筋力も必要になり、基本的に着替えは立って行う動作なので、立位の姿勢を安定して支える体幹も重要です。
その子が一連の着替え動作の、どんな動きを苦手としているのかを見極めましょう。その子のできる動作から始めて、スモールステップで行うことで、「できた」が増え、意欲につながります。
作業療法士 笹田 哲
イラスト/祖敷大輔
取材・文/大口理恵子
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PriPriパレット 2024年8・9月号

PriPriパレット 2024年8・9月号

22-23ページに掲載

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