
支援のアイデア
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食事をする、着替えるなど、日常的に必要となる「生活動作」。そういった動作に必要な体の使い方が、自然と身につくあそびをテーマごとにご紹介します。 |
こんな姿は見られませんか?
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長袖が着られない
上衣の袖を引っぱって腕を通せますか? |
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ボタンがかけられない
ボタンをボタンホールに通せますか? |
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着やすい服から少しずつ慣らして
上衣の着替えに必要な動きは、服の形状によって2つのピラミッドの構造で積み上がり、獲得されます。
半袖と長袖の違いや、ボタンやファスナーのあるものなど、さまざまな服がありますが、どれも土台となるのは、第1段階の着替えるときの「姿勢」です。その次に、第2段階の服の裾や袖を指でつまんだり、引っぱったりする力が必要になります。
体幹が弱く姿勢が保てなかったり、不器用さがあったりすると、服の着脱に時間がかかってしまう場合があります。それらの苦手には、あそびによるアプローチをお勧めします。また、動作の習得も大切ですが、衣服の形状への配慮も必要です。保護者とも連携の上、子どもが苦手な形状の服を選ばないよう、着やすい服からスタートして「自分で着られた」自信をつけられるとよいでしょう。
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作業療法士 笹田 哲
イラスト/祖敷大輔
取材・文/大口理恵子
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掲載されているのは
PriPriパレット 2024年8・9月号
22-24ページに掲載
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