My Wonder あなたの保育をサポートする

支援のアイデア

もしかして睡眠障害かも?②

いつもイライラしていて怒りっぽく、落ち着きがないなどといった子どもの様子の背景には、実は睡眠障害が潜んでいることも。子どもの生活に深刻な影響をもたらす睡眠障害について伺いました。
睡眠障害が日常生活に与える影響

子どもだけでなく保護者の生活にも支障が……

子どもの睡眠障害でいちばん問題になるのは睡眠不足。日中の活動量や集中力の低下を招き、生活の質を低下させるのはもちろん、子どもの場合は、脳や体の発達に悪影響を及ぼすこともあります。
また、子どもの寝付きが悪く、夜中まで寝ない状況が連日続けば、一緒に過ごす保護者も睡眠不足に。体調不良や集中力の低下で、日常生活に様々な支障をきたすことになります。

( 睡眠障害による慢性的な睡眠不足 )

子どもへの支障

● 体の発育が悪くなる
● 脳(神経系)の発達に
  悪影響を及ぼす
● 情緒が不安定になる
  (イライラ・乱暴・暴言)
● 活動に集中できない など

保護者への支障

● 疲れが取れず、体調が悪くなる
● 集中力の低下で
  労働効率が下がる
● イライラし、怒りっぽくなる
● 子どもとの関係が
  悪くなりやすい など
昭和大学医学部小児科学講座 教授
昭和大学横浜市北部病院
こどもセンター センター長 池田裕一
イラスト/前田はんきち
取材・文/森 麻子
お知らせカテゴリー

この記事が詳しく
掲載されているのは

PriPriパレット 2024年8・9月号

PriPriパレット 2024年8・9月号

51,53ページに掲載

詳細はこちら

関連キーワード