成長の芽をぐんぐん伸ばそう
子どもの成長を伸ばす関わりのコツ
年齢に合わせた関わりで子どもの力を伸ばそう
子どもが「気づき」に出会ったときの行動は、年齢によって変化します。それに合わせて、保育者も関わり方を変えることが大切です。
3歳児は、気づいたことを友だち同士で共有することで、興味が広がります。4歳児は「こうしたらこうなった」と関連づけがより明確にわかるようになるので、繰り返し試せる環境をつくると、より理解を深めることが可能です。5歳児は、友だちと協力して、大きな課題に取り組む力がつきます。保育者は子どもがつまずいたときに助言する相談役に徹し、子ども同士の育ち合いを見守りましょう。
興味が続く声かけを心がける
子どもがつまずいたときに、「こうしたらどうなるかな?」「あっちが楽しそうじゃない?」など、興味を広げる声かけをすることが大切です。一方で、子どもが熱中しているときに声をかけると集中が途切れるので、タイミングを見極めるようにしましょう。
監修/溝端文子先生
社会福祉法人ゆずり葉会 幼保連携型認定こども園 深井こども園 理事長。子どもがくつろげるこども園を理念にかかげ、子どもがのびのび成長できるような取り組みを積極的に行っている。
構成・文/香山倫子(KWC)
イラスト/中小路ムツヨ 丸子愛子先生(深井こども園)