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落ち着きのない子への対応

子どもの対応に役立つアドラー心理学 3つのポイント

子どもの対応に役立つアドラー心理学 3つのポイント

落ち着きのない子は、大人から叱られたり、友だちにからかわれたりすることがあり、それにより心が不安定になっていることも。保育者がうまくサポートしましょう。

子どもの対応に役だつアドラー心理学のポイント
「ありがとう」を伝え、心が安定するよう促そう
心が不安定になると、落ち着きのない行動が出やすくなるもの。心を安定させるためには、自分の存在価値を感じることが大切です。「ありがとう」「うれしいよ」など感謝のことばをかけ、存在価値を感じられるよう促して。

気になる行動の目的を考えてみよう
気になる行動があるときは、その行動の目的を考えてみましょう。たとえば、食事が進まない子は、食べないことで「保育者にかまってもらうこと」が目的かも。目的がわかると、対応も考えやすくなります。

子どもの自尊心を傷つけない声かけを
命の危険がある行動をしたときと友だちを傷つけることを言ったとき以外は、叱ったり命令したりする必要はありません。それらをしたときも、「なぜいけないのか」という理由とともに「ダメ」と強く伝える程度にとどめましょう。

本誌ではプリプリフレンズから集まった、落ち着きのない子に関するお悩みとその解決方法を紹介しています。

監修/植松紀子先生
臨床心理士。「こどもの城」小児保健部での勤務などを経て、現在はアドバイザーとしてさまざまな園をまわり、指導を行う。

取材・文/香山倫子(KWC) イラスト/鳥居志帆

 

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PriPri プリプリ 2019年7月号

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80,81ページに掲載

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