0・1・2歳児の保育
乳児の運動発達で大事にしたい“子どもの意欲”
乳児の運動発達は脳に近い部分から徐々に足のほうへ、体の中心部から末端へ、おおよその決まった道筋をたどって進んでいきます。ただし、発達の時期は、子どもによって異なります。例えば、はいはいより先につかまり立ちをするといった飛び越し発達が見られた場合、それがその子の発達における立つタイミングということです。
時期の早い遅いを気にする保護者や保育者も多いのですが、子どもの「立ちたい」気持ちや意欲をいちばん大事にし、神経質になりすぎず見守りましょう。
監修/今井和子先生
二十数年間、世田谷と川崎の公立保育園で保育士として勤務。その後お茶の水女子大学などの非常勤講師を経て、東京成徳大学、立教女学院短期大学教授を務める。現在「子どもとことば研究会」代表。全国の保育者研修会で講演などを行っている。