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その生活習慣、大丈夫?

3歳からの肥満対策3原則【前編】

3歳からの肥満対策3原則【前編】

生活習慣病のひとつである肥満は、いろいろな病気を引き起こす原因になります。生活習慣は3歳で身につくといわれており、早い時期から肥満対策を考えると、成人後の肥満を防ぐことができるかもしれません。食事・運動・睡眠の観点で正しい生活習慣を考えながら、保育者ができるサポートを紹介します。

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【肥満対策1:運動】
一日60分以上体を動かす習慣を
体の発達のために運動はとても大切です。毎日合計60分以上は体を動かすようにしましょう。体は、よく使うところが発達し、あまり使わないところは発達しにくいものです。幼児期にはひとつの運動を重点的に行うのではなく、さまざまな動きを取り入れましょう。
また、幼児期の運動能力は個人差が大きいもの。いつも似たような競技や基準で順位や善し悪あしをつけると、同じ子ばかりが目立ち、苦手意識を持つ子が出てきます。苦手意識があると、友だちとのあそびに参加できなかったり、運動を嫌いになったりと、運動不足になる原因に。保育者は、ほかの子と比較して褒めるのではなく、それぞれの子に対して成長や上達を具体的に褒めるようにしましょう。自信を持てると、運動が好きになります。

肥満になるNG習慣チェックリスト
●外あそびよりも、部屋の中で活動をしている時間のほうが長い
●運動に苦手意識がある
●休みの日は家の中だけで過ごしているようだ

 

 

監修/原 光彦先生
東京家政学院大学教授、東京都立広尾病院小児科医。小児肥満対策推進委員会副委員長。子どもの生活習慣病予防のための研究やガイドラインの作成に取り組む。

取材・文/香山倫子、服部啓一(KWC) イラスト/鹿渡いづみ

 

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