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すぐに実践できる!アドラー式保育

アドラー式保育実践【2】情緒豊かになる時期を支える

アドラー式保育実践【2】情緒豊かになる時期を支える

まだ情緒は未完成で不安定な時期。周囲の影響を受けやすいので笑顔で接して
子どもは年々感情が豊かになっていき、4歳半ごろに大人と同じぐらいの感情が出そろいます。「失望」「羨望」「心配」などの複雑な感情はこのころに発達。生まれたばかりの感情は、安定していないだけでなく、それに対する処理や表現の仕方もわからないため、子どもたちは自分の感情をコントロールすることができません。

そのため、この時期の子どもはとても不安定。保育者は、「いつまでウジウジしているの?」「もっとしっかりしないとダメよ」などと、不安定な心をことばで否定しないように気をつけましょう。自分への劣等感が増し、やる気がなくなるだけでなく、素直に自分の感情を出せなくなってしまいます。

さらに、まわりの大人の様子に影響されやすいのもこの時期の特徴。大人同士の関係がいいことがとても大切です。保育者同士がよい人間関係を築き、穏やかでいることを心がけると、子どもたちも次第に安定していくでしょう。

この時期の接し方のポイント
・心が不安定な時期。そのことを否定しないように注意する
・子どもたちと接するときだけでなく、保育者同士で話しているときもおだやかに

 

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アドラーのことば その2
やる気がなくなる前の段階に注目を
アドラーは、子どものやる気がなくなる前にはいくつかの段階があると言っています。程度が軽いものから、[1]注目を集めたがる[2]力を誇示する[3]他人を傷つける・仕返しをする、の3段階。[1]や[2]の段階では、積極的であるように見えることもあるので特に注意が必要です。本来、自分のことを信頼して心が安定している子は、他人からの評価や注目をあまり気にしません。他人ではなく、自分の基準で物事を考え、行動する心が必要なのです。

監修/植松紀子先生
臨床心理士。日本大学講師。神奈川県内の児童相談所や「こどもの城」小児保健部での勤務を経て、現在はアドバイザーとしてさまざまな保育園や幼稚園を回り、指導を行っている。

構成・文/香山倫子(KWC) イラスト・漫画/アキワシンヤ

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PriPri プリプリ 2018年7月号

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