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PriPri発達支援 発達障害の子が生きる世界とは

発達障害・音に困っている子の世界

発達障害・音に困っている子の世界

音がぐちゃぐちゃに聞こえる
普段、私たちはさまざまな音の情報を脳内で音源ごとに整理し、なんの音か聴き分けています。そして、そこから取捨選択して必要な音を聴いています。発達障害で聴覚に特性のある人は、脳内での音の情報処理に問題があるため、雑音が混ざり、必要な音が聴き取れない症状が比較的多く見られます。

音に困っている子の場合
音の洪水にのまれて、大事な音が聴き取れません

1 音が混ざって聴き取れません
自分と友だちの音の区別がつかないため、演奏どころではありません。音に困っている子は、それぞれ苦手な音があるほか、音程のズレや不調和な音をより苦痛に感じる傾向があります。

 

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2 突然の声かけに気づけません
演奏中に突然、話しかけられても、雑音にかき消されて保育者の声に気づけません。気づくのが遅れるため、話の最初のほうは聴き逃しがちです。

 

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3 指示を聴き逃し、行動が遅れがちに
保育者の指示を聴き逃し、行動がまわりの子からワンテンポ遅れてしまいます。そのため、「話を聞いていない」と思われてしまうこともあります。

 

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4 音楽の時間がトラウマに……
発達障害で音に困っている子には、音楽の時間を苦痛に感じる子が多く見受けられます。なかには、音楽の時間が始まるとわかるとパニックを起こし、その場から逃げ出そうとする子もいます。

YouTubeで聴こえ方の違いを体感できます
ここで紹介した音楽のシーンの音を再現しました。「定型発達の子」と「音に困っている子」の聴こえ方の違いを確認してみてください。

https://youtu.be/lIeIVu2_AhA
音源制作・監修/柏野牧夫(日本電信電話株式会社 NTTコミュニケーション科学基礎研究所)

監修/児童精神科医 岡田 俊(おかだ たかし)先生
名古屋大学医学部附属病院 親と子どもの心療科准教授。特別支援教育スーパーバイザー、特別支援学校学校医なども務め、発達障害支援に多方面から関わっている。著書に『もしかして、うちの子、発達障害かも!?』(PHP 研究所)、「発達障害のある子と家族のためのサポートBOOK」シリーズ(ナツメ社)など。

写真/磯﨑威志(Focus & Graph Studio)
モデル/仲田友紀子 北村凌駕 小吹奈合緒 前原幸來 万谷妃奈 嶺岸煌桜 宮崎歩夢
撮影協力/クレアナーサリー市ヶ谷(東京都)

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掲載されているのは

PriPri特別編集 発達支援

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14,15ページに掲載

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