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じっとしているのが苦手な子に卒園式で必要な支援は?

じっとしているのが苦手な子に卒園式で必要な支援は?

しおり先生からの相談
ふだんから落ち着きのないしょうま君ですが、特に行事のときは気持ちがたかぶるせいか、勝手に席を立ったり、歩き回ったりすることが多くなります。しょうま君の保護者は、「みんなの迷惑になるから」と卒園式を欠席させることも考えているようです。

まさこ園長のアドバイス
ただ「待つ」だけの時間にならないよう、支援グッズをじょうずに取り入れましょう
卒園式は、子どもの成長を喜び合う大切な場。子ども一人ひとりが、自分なりの力を出せるように配慮することが大切ですね。しかし、卒園式はふだんの保育とは活動の流れや会場の雰囲気が大きく異なるうえ、式の開始から終了までの長い時間、おとなしく座っていなければなりません。ふだんから静かに、同じ姿勢を保つことが苦手な子にとって、なかなかハードルが高い行事です。

長い時間じっとしていることが苦手なしょうま君にとって、卒園式が、いすに座って、友だちの卒園証書授与の様子を見たり、先生や来賓の話を聞いたりするだけの時間だと、退屈で、ますます落ち着きのなさに拍車がかかってしまいます。日ごろから、しょうま君の好きなあそびやキャラクターなどを把握していれば、それらを取り入れて、しょうま君が式の間、楽しく過ごせるような支援ができます。迷路やクイズなどを書いたメモや、シール帳、好きなジャンルの絵本などを準備しておき、しょうま君が席を立って歩いたり、声を出したりしそうになったら、さりげなく渡して使えるようにしておきましょう。

ぬいぐるみのようなふわふわの触感のキーホルダーなど、独特な肌触りを好み、それを触っていると落ち着く、という子もいます。小さいものならポケットに入れておいたり、いすの座面からぶら下がるように取りつけたりして、いつでも子どもが触れられるお守りのように置いておくのもよいでしょう。子どもの特性や好みに合った支援グッズを用意することが大切です。

本誌では卒園式での支援アドバイスや保護者への対応方法も紹介しています。

お話/佐藤 曉(岡山大学大学院教育学研究科 教授)、北野雅子(大阪府貝塚市公立幼稚園 園長)
イラスト/みさきゆい 取材・文/森 麻子

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PriPri プリプリ 2019年3月号

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62,63ページに掲載

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