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実例で考える保護者対応

イヤイヤを保護者と乗り切るには?

イヤイヤを保護者と乗り切るには?

イヤイヤする子の気持ちに寄り添う対応を保護者に伝えましょう

1歳を過ぎると、だんだん自己主張や反発が激しくなります。園でも「お片づけしようね」と保育者が声をかけると「イヤ!」とかんしゃくを起こしたり、寝転んで「イヤ!」と全身で意思表示をする子もいるでしょう。自分の思い(つもり・考え)を大人に受け入れてもらえないとき、子どもは泣いて騒いで抵抗し、「どうして、○○しちゃダメなの?」と主張します。

これは子どもにとっては大きな心の成長で、自我が芽ばえてきた証(あかし)。「こうしたい!」「これが好き!」という明確な意思をもつことが、自立への第一歩につながります。さらにイヤイヤを通して葛藤を経験することで、子どもは何に対して怒っているのかと自分の気持ちに気づいたり、泣いても思いどおりにならないことがあるとわかったりします。

一方、大人はイヤイヤする子どもに対して「悔しかったね」「もっと○○したかったね」と、その子の思いをことばにして寄り添いましょう。そして、気持ちが落ち着いてきたら「でも△△ちゃんに、××してほしいんだ」と大人の思いを伝えるのも大切。そうすることで、子どもは自分の気持ちをわかってもらえる安心感を覚えますし、次第に自分の気持ちに折り合いをつけたり、我慢したりすることを学びます。しかし保護者のなかには、子どもがイヤイヤをすると怒って「もう知らないよ!」などと突き放す方もいます。また、手を焼いて子どもの言いなりになってしまう保護者も。そんな保護者の気持ちを理解したうえで、子どもとの適切な関わり方を伝えていくことも必要です。

菜の花保育園 主任保育士 石田幸美先生
地域の保護者の声に応え、志を同じくする保育者と11年前に同園を設立。「子どもの湧き出る思いを大切に!」をモットーに保育にあたる。

取材協力/菜の花保育園(山梨県甲府市) イラスト/おのでらえいこ 取材・文/麻生珠恵

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PriPri プリプリ 2018年3月号

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