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支援のアイデア

発音の発達とは?①

「さかな」が「ちゃかな」になるなど不明瞭な発音が気になるという悩みをよく耳にします。乳幼児期は、発音の発達の過渡期。どう接したらいいのか、言語聴覚士がお答えします。
発音が不明瞭な子どもにできることは?
「子どもの発音が気になる」という声は、保育者や乳幼児の保護者からよく聞かれます。
しかし、実は、日本語の発音が完成するのは就学するころが目安。乳幼児期にうまく発音ができないのは自然なことなのです。
子どもの発音の不明瞭さの原因は、口腔内が小さいこと、舌の動きや音韻意識(音の聞き分け)の未熟さが考えられます。口唇口蓋裂などによる構音障害のケースもありますが、口腔器官に異常がなければ、ほとんどは成長とともに自然と改善するといわれています。
「発音が不明瞭」は大人の判断にすぎず、自覚がない子どももたくさんいます。ことばを否定したり、言い直しをさせたりせず、発達の流れを見守りましょう。
また、発音の土台となる口周りの発達は、食事やあそびで観察できます。専門的な支援の要否を検討する材料として、試してみてもよいでしょう。
教えてくれた人/
言語聴覚士 田中春野
イラスト/妹尾香里 取材・文/オフィス朔
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PriPriパレット 2023-2024 12・1月号

PriPriパレット 2023-2024 12・1月号

34ページに掲載

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