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保護者に信頼される対応とは?②

発達に特性がある子の保護者は、わが子の育ちに戸惑い、悩むことが多々あります。どんな思いで保護者は子どもと向き合い、何を感じているのか。保護者の思いへの理解を深めるヒントと対応のキホンを紹介します。
ーアンケートから知るー
保護者の皆さん保育者を信頼していますか?
発達に特性がある子の保護者に、保育者との関係について聞きました。
Q1.保育者との関係は良い?
「良好」「どちらかと言えば良好」を合わせると85%以上でした。しかし少数ではありますが「どちらかと言えば良くない」と答えた保護者も。
Q2.子どもの発達に悩んだときの相談先は?
発達に特性がある子は療育機関に通うことも多いため、相談先は療育機関がトップでした。4位以下は医療機関、専門の相談員・カウンセラー、同じ悩みを持つ仲間・SNS、ママ友・パパ友の順でした。
【1位】療育機関 22%
【2位】園の保育者 16%
【3位】配偶者・パートナー 15%
Q3.保育者を信頼したきっかけは?
⚫︎園での様子を丁寧に伝えてくれて、子どもに対してもしっかり話を聞いて対応してくれる。(幼稚園 5歳児)
⚫︎困ったときや悩んだとき、すぐに面談してくれるので信頼できる。(保育園 5歳児)
⚫︎子どもに「幼稚園に行くよ」と言うと、うれしそうに保育者の名前を言う。(幼稚園 4歳児)
⚫︎トラブルのとき、「園としては、こうしていこうと思います」など対応も併せて報告してくれる。保育者も一緒に考えてくれているということがわかり心強い。(保育園 4歳児)
教えてくれた人/筑波大学名誉教授 徳田克己
イラスト/コウゼンアヤコ
取材・文/麻生珠恵
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PriPriパレット 2024年4・5月号

PriPriパレット 2024年4・5月号

52ページに掲載

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