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“ちょっと気になる”から始まる発達支援

0〜2歳のあかちゃんでも、発達障がいかどうかはわかるのですか?

0〜2歳のあかちゃんでも、発達障がいかどうかはわかるのですか?

0〜2歳の子どもの発達支援に関する、保育者からの疑問・不安に対するこたえを久保山先生にお聞きしました。

Q1 0〜2歳のあかちゃんでも、発達障がいかどうかはわかるのですか?
A1 明確な判断はできませんが、特性が現れることはあります。
0〜2歳の頃には、あやしても笑わない、視線が合わない、指さしをしない、ことばが遅いなどの特性が現れることがあります。しかし、この時期の発達は個人差が大きいので、成長とともに特性が目立たなくなり、一般的な発達の子と差がなくなることもあります。そのため、このような特性があっても、すぐに発達障がいと判断するのは難しく、明確な診断がつくのは、3歳以降であることが一般的です。

0〜2歳の時期に見られる発達障がいの特性
0歳の頃は、光や音に敏感、触られることをいやがるなど、感覚の過敏さが際立つ傾向があります。1歳を過ぎると、ことばの発達に遅れが生じるのが特徴です。歩くようになると、よく動き回り、じっとしていることがないといった傾向が顕著になる子もいます。

本誌では発達障がいの特性から起こりやすい行動の例や、保護者とのコミュニケーション例を詳しく解説しています。

お話/久保山茂樹(独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 インクルーシブ教育システム推進センター上席総括研究員。臨床発達心理士)

取材・文/森 麻子 イラスト/かまたいくよ

 

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