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どう埋める︖ 世代間の溝

若⼿保育者が先輩保育者にわからないことを聞けないとき

若⼿保育者が先輩保育者にわからないことを聞けないとき

検索世代は質問が苦手聞き方のコツを押さえて
学校や塾の先生は「教えるのが仕事」なので、質問しなくても必要なことは教えてくれたし、「わからないことはない?」と聞いてくれました。また、今は知りたいことがあればインターネット検索で簡単に答えがわかる時代です。

だから今の若い世代は「質問の経験」が少なく、「質問の仕方がわからない」「『そんなこともわからないの?』と言われそうで怖い」「相手が忙しそうで声をかけられない」などと感じている人が多いのです。

でも社会に出たら、質問力は必須のスキル。社会人として避けるべきは、質問せずに勝手に進めてやり直しになったり、誰かに迷惑をかけたりすることです。とくに保育の仕事では、子どもや保護者にまで迷惑が及ぶ場合もあります。不明点は必ず職場の先輩に確認するようにしましょう。

質問したいときは、本題の前に「ちょっとよろしいですか? 質問があるのですが」「◯◯について教えてほしいのですが、3分だけよろしいですか?」など、ひとこと添えるのがコツ。相手は質問に答える心構えができるので、話をスムーズに進めやすくなります。

監修/⼾⽥久実さん
アドット・コミュニケーション株式会社代表、⼀般社団法⼈⽇本アンガーマネジメント協会理事。コミュニケーションの専⾨家として、企業や官公庁の研修・講演の講師を歴任し、指導⼈数は20万⼈に及ぶ。著書に『イラスト&図解 コミュニケーション⼤百科』(かんき出版)など。

取材・⽂/代 亮⼦(KWC) イラスト/poko

 

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PriPri プリプリ 2019年12月号

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